こんにちは!AIサービス開発室の鈴木生雄です。今年も花粉飛来の時期がやってきました。私はスギとヒノキ由来の花粉症持ちなので、毎年2月下旬~5月上旬にかけて悩まされています。そこで、今年は ハナクリーンEX という鼻洗浄器を導入してみました。まだ一度使ってみただけなので効果の程はよくわかりませんが、薬局で売っている安価な鼻洗浄器に比べて簡単に使えるのがよいと思いました。安価な鼻洗浄器だと鼻の奥の方まで洗浄液を行き渡らせるのが結構難しいのですよね。その点ハナクリーンEXはピストンポンプ式なので、水圧を調整しながら簡単に奥の方まで洗浄できました。注意点としては、奥まで洗浄できているからだと思いますが、洗浄してしばらくたってから鼻汁がツーっと出てくるので、外出直前にはやらない方がよいということがあります。とりあえず、今年はこれをフル活用しつつ、花粉シーズンを乗り越えたいと思います。シーズンが終了したら根本治療として、 舌下免疫療法 にもチャレンジしたいと思っています。
ご報告
さて、今回は直近の事業開発に関する活動についてご報告をいたします。実は当社、去る2023年1月17日に顔認証機能を組み込んだ写真館向けのAIアプリケーションをリリースいたしました。ただし、リリースしたとは言え、同アプリは未だプロトタイプ版です。今のところ懇意にしている写真館様にのみ公開して、モニターとして利用していただいている段階です。今後は写真館様よりフィードバックをいただいた上で、正式リリースに向けてブラッシュアップしていきたいと思っています。(※どんなアプリか気にされている方もいるかもしれません。申し訳ありませんが正式リリースまでは発表できない旨、ご容赦ください。)
アプリ開発以外にやったこと(利用規約等の作成)
ところで、今回のリリースしたアプリはクラウドサービス(いわゆるSaaS)として提供しているのですが、当社はこうした形態でサービスを提供するのは初めてです。そのため、申込書や利用規約等の契約にまつわる文書を作成するのも当然初めてでしたので、それなりに大変でした。利用規約を作成する上では、ITビジネス契約実務[第2版] が大いに参考になりました。なぜなら、この本にはクラウドサービス利用契約を作成する上でのポイント、クラウドサービス利用規約・条項例、重要な条文に対する逐条解説が掲載されていたからです。
私はこの本を参考に利用規約の草稿を作成した上で、当社の顧問弁護士にリーガルチェックを依頼しました。この際に、事前に当社内の会議で複数の社員から今回のアプリは個人の顔写真を扱うため、特に個人情報の取扱いに関して確認をした方がよいという助言を得ていました。特にその観点でチェックをしてほしい旨を弁護士に伝えることによって、個人情報の管理に関する条項について有効な助言をもらうことができました。私は今回の経験から改めて二つのことを思いました。一つ目は、何か新しいことをやる時には、いろんなから意見をもらえる環境が必要だということです。今回、社内にそういう環境があることが改めてわかったのでとても心強く思いました。二つ目は弁護士等の専門家を活用する際には、自分自身が一定の知識を身につけなければならないということです。実際私は弁護士にリーガルチェックを依頼する前に個人情報の保護に関する法律の条文読んで勉強をしました。そうしていなければ、弁護士に対して具体的な質問をすることはできなかったと思います。
まとめ
今回は当社がAIを搭載したアプリケーションを(プロトタイプ版ですが)リリースしたことのご報告をしました。また、アプリ開発以外にやったことの一つとして、利用規約の作成をどのようにして行ったかをご紹介しました。事業開発をするためにはあらゆることに精通している必要があると痛感しています。当社の主力事業はそうそう他社に真似できないものだと自負していますが、一方で当社が新規事業として取り組もうとしていることはどこかの会社にとっての既存事業になるわけなのでそんなに簡単なわけはありません。引き続きやるべきことを決めて、それを着実にやっていきたいと思います。